今日一日の用をもって極みと為すべし
さわやか
という言葉がぴったりの一日です。
部屋の中をさらさらの風が通って気分がよい。
が、
ふと湿度計を見たら35%になっている。
肌のばきばきは困ったものだけど、
和紙達の「はりはり感」はたいそう具合がよく、
ゆがみにくいのでまっすぐに裁ちやすい。
今日の内にもう少し裁断しておこう。
おかげさまでエンボッサーの廃番復活作業もほぼ終わりが見えてきました。
そろそろ仕上がってくるはずの「雪輪松竹梅」と「罫線」で、
廃盤復活戦に一旦区切りをつけようかと思っています。
ちなみに「雪輪松竹梅」エンボッサーは、廃盤バージョンとほぼほぼ同じで復活予定です。
一方、今までは長方形のダイホルダーで作っていた「罫線」エンボッサーは、
正方形のダイホルダーに手描き線をベースに作った罫線で新登場の予定です。
手描きの線で版下を作ってみると、
定規できっぱり引いた以前の罫線バージョンも、
それはそれでよいような気がしてきて、
少し迷っていましたが、まぁ今回は新しいカタチで、
ということに致しました。
「散り桜」エンボッサー、「墨枠」エンボッサーはもう少し考えてみようと思っています。
少し先になると思います。
そろそろ新作遊印にも本気で取り組まねばと思っています。
仕掛かり中の版下を見直したりしながら、
日々が過ぎてゆく。あー。
本格的な暑さ到来の前に、いろいろと目途をつけておきたい。
昨年の梅雨から夏にかけて、ほぼ使い物にならなかった自分を思い出すにつけ、
年齢に合わせた体調管理や仕事のペース配分など考え直す事柄は結構ある。
なんとなく自然に変わってゆくこともあるけれど、
意思をもって変えないといけないことも多々あります。
初夏のさわやかな風をゆったりしたきもちで堪能しながら、
不安を伴った焦る気持ちも、
静かにむくむくと湧き上がってくる。
そんな今朝、
10年くらい前、自分を救ってくれた言葉に思いがけず再会した。
「ただ今日一日の用をもって極と為すべし」(山鹿素行)
今週はどんな一週間でしたか?
今日もここに来て下さって、
ほんとうに…ありがとうございます。
どうぞそれぞれに
幸せな週末でありますように。
藤井あき乃