処暑の箋 2024年08月20日 明日21日までが、立秋の末項「蒙霧升降(ふかききりまとう)」。濃く深く霧がたちこめて、夏の盛りに終わりを告げる頃。暑さの盛りは過ぎたようにも思えるが、まだまだ終わりを告げるところまではいってない。そもそも霧が発生するような水気も冷えもない。からからの高温が続く日々。それでも、夏木立の緑は少し色を変え、その向こうに見える山の緑色も少しくすんできた今日この頃。必ず秋はやってくる。処暑に使う箋を作った。糊をつけて引っぱるとはなかくちぎれる薄い典具帖紙を重ねて。秋の兆しを待ちわびる。機嫌よくいきましょ藤井あき乃 «前 次» Blog