冬至に咲く梅

冬至に咲く梅

新春に贈る文香です。
細く縦長に作ってみました。
横幅12ミリ×縦幅45ミリ。
背景に捺した源氏香図印は10.5ミリ角の「初音」です。

梅といったら、わたしには新春のイメージしかなくて、
ほぼ自動的に来年の十干十二支「乙巳(きのとみ)」印を捺してしまったのだけど、
その直後に、「冬至」と「梅の花」を詠んだ小林一茶の句を見つけた。
調べてみたら「冬至梅」という品種があるのだそうです。

冬至のころに咲く白梅で、芳香が強く香りを楽しめる梅らしい。
実物を見たことがないので画像を検索したらいっぱいでてきました。
わたしが知っている梅よりも、まぁるくて大きく開く感じ。

とうじばいではなく、「とうじうめ」とよむんだそうです。

 

日本の冬至も梅の咲きにけり    小林一茶

 

今度は「冬至」印と合わせてつくってみよう。

機嫌よくいきましょ
藤井あき乃