文様紙を透かす
絵手紙用の葉書は、カードとして使うのにほどよいものが結構ある。
厚みや質感など、こういう雰囲気の紙を探すのは案外難しくて、
オンライン上ではそのよしあしが掴めない。
触らないとね。
しかし葉書は表面に郵便番号枠などが印字されているので、
封筒に入れて贈りたい場合には少々迷う。
こんなふうに水引を貼ったりする時は封筒に入れた方が安心だしなぁ。
水引を貼った上の画像は年賀状用に作ってみたサンプルで、
貼付けた紙は、雲母唐長文様レターブックの「花鳥立涌(かちょうたてわく)」。
花鳥立涌(かちょうたてわく)
運気上昇、家運向上
ゆらゆらと波上の曲線が向かい合いシンメトリーに繰り返される立涌文様は、水蒸気が昇る様を示したものであり、これは吉報を告げる鳥と花を組み合わせたもの。立涌文様は、運気や家運の上昇を表し、平安時代、有職文様として装束や調度品に好まれました。
雲母唐長 文様レターブックより
レターブックは裏側に罫線が印字されているので、
純粋に文様紙として使いたい場合はこういう使い方もよい。
封筒に入れたところ
唐長文様が透けて見えるように封筒の和紙も考慮して。
やっと年賀状の切手を買ってきたくせに、
無謀な夢を見ている。
機嫌よくいきましょ
藤井あき乃