こだわるところ

こだわるところ

お見舞い時の簡易金封。
角に明るめのおめかしを。

しかし、中はいらなかったかも。いつもながら過剰感あり。

もう少し薄い色ならよかったかもしれない。

この「角」に別和紙を貼付けて補強するのは(ひと言で表現する言葉があるのだろうか?)実は案外難しい。
そのため、ふた部分にふたつつけた後、もう少し練習したくなって中にも貼付けてみたら、あーない方がよかったねー。
なんてことになって自分の浅慮に気が抜ける。

何事によらず、
浅慮故の失敗は度重なると浮上が難しい。

気を取り直して言うならば、
別和紙で角をつけることで、ふたには重みがでるのでおさまりがよい。
この簡易金封は蓋を封せず使うので、
ふかふか浮いている感じよりもよいかと思う。

紙幣を出し入れする部分は、
両角が角紙の厚みで少し持ち上がるので紙幣が入れやすくなる。
私はこういう金封を作るとき、
紙幣の出し入れがしやすいかどうかにはかなり気をつけて作っている。

プレスしたみたいにピシッと貼り合わせてあると、
見た目は綺麗だが紙幣がすっと入らず、
せっかく新券を用意しても角が折れたりすると残念だ。
かといって
もう片方の手で持ち上げながら紙幣を入れる動作もスマートじゃない。(誰も見ていないけど)
細かい事だけど結構大事だと思っている。

因みに画像の黄色い角は
「雲母唐長 文様レターブック」から丸龍。
エンボッサーは「瓢つなぎ」
遊印は、「真面目なうさぎ」「おだいじに」印を使っています。

 


さて金曜日。
ここ数日明け方(でもないか。午前4時半ころ)の西の空は、
月の輝きがたいそう美しい。
窓を開け放ったままではいられないのは残念だけど、
くもりガラスの窓枠越しに。。。
プラチナ色の明かりが世の中に溢れているように感じられて気分のよい朝です。

今週はどんな一週間でしたか?
今日もここにきて下さってほんとうに。。。
ありがとうございます。
どうぞそれぞれに。。。しあわせな週末でありますように。
藤井あき乃