満目のさみどり

満目のさみどり

立夏の便箋。
水面に反射する光がきらきらするようになりました。
水道から流れでる水しぶきまで違って見えるのは、
部屋の温度や空気感のちがいだろうか。

 

磨く匙きらりと水に夏兆す    山下喜子



そろそろ仕上げてゆこうと新しい材料を取り寄せたところで中断していた粘土細工のかけらたち。
この週末に、せめて最初の乾燥を終えるところまでたどりつきたい。

ひと月くらい試作しまくったかけら達が大量発生しており、
小さな桐箱で整理していたけれど追いつかず、
桐箱をのせたトレイからも溢れでる。

目指す最終形に近いカタチでうまくできている子達は、
ほんのきもちギフトに紛れ込ませて旅立たせたり、
発送用のお手紙やその他あれこれにも貼付けて送り出しています。

クリックポストでのお届けでは使えず残念ですが。
最近はいかなる場合も窓口で受け付けてくれないため、
思いがけない衝撃で割れたりすると開封時に惨事となってしまいますから。

 

溢れている子達も整理して処分しないとなぁ。

なんとか使ってやれないものかと思って一個一個じっと眺めるけれど、
だめなものはやっぱりだめなわけです。

練習させてもらってありがとう。で処分。

 


今日は土曜日。
昨日の嵐のような風雨も落ち着き、
午後になってやっと空が明るくなってきた。

ことしは春の名残と浅い夏の間を何度も行きつ戻りつしていたけれど、
2日前に久しぶりに通った長い並木道は、
満目のさみどりに変わっていた。

夏が来るね。

 

今週はどんな一週間でしたか?
今日もここにきて下さって
ほんとうに。。。ありがとうございます。
どうぞそれぞれに。。。
しあわせな週末でありますように。
藤井あき乃