気配を届ける

気配を届ける

窓付き封筒づくり2作目。封筒の大きさはほぼ名刺大。

今日はスリットをできる限り細くしてみた。
窓の形が違えば印象も変わるから、スリットの幅だって侮れない。
この封筒のスリット幅は1ミリ。

飾りには粘土板を砕いた小さなかけらを置く。
真っ白の粘土生地に仕上げ剤を直接塗って、
銀色の箔を少しのせた。

ここのところ湿度が上がってきたせいで、
粘土板はなかなかぱりっと乾燥してくれず何日もかかる。
ちょこちょこ作っているとちっとも進まないのでそれなりに量産するが、
作業中に手が石膏で固めたみたいになってしまい、
たわしでゴシゴシこすって洗うので手が荒れる。
それでもやめない理由はあるようで、
よく考えると無かったりするが、我ながらやけに熱心。

左が銀色。右が仕上げ材だけ。


スリットから覗く和紙は、ごくごく薄い青みのある灰色。
封筒のサイズはほぼ名刺サイズ。

 

「真夏に届くひんやりした気配」を思いつつ作った。

きげんよくいきましょ
藤井あき乃