朱竹と青竹の千代紙

朱竹、青竹の千代紙を背景に箋ばさみを作る。
これらの千代紙はいただきもので、
その時点で廃盤予定の和紙だと聞かされていたから、
もう世の中で見かけることはないのかもしれない貴重品。

箋ばさみのサイズに裁断して保管していたものがあったのを思いだして作ってみた。
緑も赤も色としてはきっぱりしすぎるような色合いで迫力があるけれど、
潔くてなんとも粋な千代紙。
かっこいいオトナに使って欲しい。

箋には遊印は捺さず、松葉エンボッサー※を選んだ。
右45度傾けて半分押し。

みとおしよくいきましょ
藤井あき乃