思いがけず

思いがけず

私がつくるお名前の印を、
お誕生日のお祝いなどにお選びいただくことがある。

ご自分用であってもオーダー印の御注文は嬉しい。
規格印とは違って仕上がりは完全お任せになる為、
この人に任せてみようと思っていただけない限り注文はないからだ。

だからこそ
誰かに贈るための品としてお選びいただけるのは、
二重の緊張感と格別の嬉しさがある。

今日、私がつくらせてもらったお名前の印を、
お誕生日のお祝いとご退職の記念に受取られた方がいらっしゃる。
贈り主さんがその時のお二方のお写真を送ってくださった。

印を包んだ折形を手に笑顔を向けてくださっているお二人の表情は
まずその職場の雰囲気がどれだけよいかを物語っていて、
楽しそうで嬉しそうな表情にも心が和んだのだけれど、
そのよき雰囲気の中に
自分がお送りした折形が存在している事に感動した。

なんだろう。
泣けてしまった。
感佩
藤井あき乃