「庚子」の本柘植遊印

「庚子」の本柘植遊印

来年の干支「庚子(かのえね)」の本柘植遊印を作ってみました。


最初の一本は、今年の干支「己亥」遊印と同じように、正方形の印面いっぱいに作っていましたが、
少し小さめの方が使いやすいかなと思いなおし、
最近気に入っている丸い変形の枠の中に入れて彫刻しています。



「れんこん(見通しいかが?)」の本柘植遊印を背景に、
庚子年の幸を祈りつつ渡す年玉袋です。^^

この折形は、「折形レッスン」(山根一城著)に山根先生オリジナルの折形として掲載されているものです。
掲載されている折形は紙幣を折らずに包めるサイズですが、
画像のサイズは、三つ折りの紙幣をぴったり包めるように和紙のサイズを変更しています。

ここでも何度も登場している私のとても好きな折形です。

「庚子」の印影がにじんでいるのが残念ですが、
彩(irodori)朱肉(濃赤茶)を使っています。

なぜにじむ!

もう少しこらえて留まって欲しいのに。
思わずこぶしを握ってしまう午後。

充実の一日を
工房蓮 藤井あき乃