4380個のきもち
文香の画像をupするのは久しぶりのような気も致します。
この香を包んだ小さな和紙の包みを。。。
一体今まで何個くらい作っただろうか。。。?と思います。
拒否されない限り。。。
お求め頂いた商品を皆様の元へ旅立たせる際、必ず「店主のほんのきもち」として同行させてきましたが、
たまに。。。4~5年も前にお求め頂いたお客様から、まだ財布の中に入れています。
なんていうお電話を頂戴することがあります。
まだかすかに匂いますよ。捨てるのもったいなくて。
と仰るそのお声は、受け取って下さった時の小さな嬉しい気持ちを。。。
ずっと大事にとっておいて下さっているようにも聞こえ、
大層嬉しく思います。
塵も積もれば。。。と申しますが、
試行錯誤の1年~1年半を除いて、一日1個としても12年間で4380個作ったことになりますね。
毎日作ってはいませんが、
日に20個くらい作ることもあり、
やはり平均すると一日1個とはいえない数のような気もします。
こんな風に。。。過去を振り返って数字化し自己満足に浸るのは(そしてそれを人に言う)、
正真正銘の老化現象だ。
と、今思いながら。。。それでも言い続けますが。^^;
わずか2cm四方にも満たない和紙の上で、何かが表現できるとしたら幸いなことです。
最近はそんなことを思いながら文香を作っています。
充実の一日を
工房蓮 藤井あき乃