冬空の紅葉
立冬に入ったら使おうと支度している納品書ばさみ達と和紙封緘紙。
和紙封緘紙は、ほんのり色づけるのにはすっかり夢中で、
この子たちは立冬バージョン。
二十四節気の区分としては立冬であっても、
気候としては紅葉が美しい頃なので、冬空に少し紅を残して。
紙ばさみに使った白い和紙は透かしのある美濃和紙ですが、
小さな雪が時を置いて静かに降りてくるような風情の透かし柄です。
こちらは少し先の季節を先取りで。^^
さて金曜日。
今週はどんな一週間でしたか?
最近又枕草子を読み返していますが、
非常に寝つきが良くなり、笑
眠る前に読む本は大事だ。と思います。
季節感のある章段が特に好きです。
千年前と今とでは、
気温も住まいの形状も着ているものも違いますので、
体感する温度感などかなり違うようにも思いますが、
その感性や美意識には共感できることが多くあります。
枕草子で綴られる言葉の美しさと短く端的な表現に、
切なさと哀しさを感じるのはなぜなのか。。。わかりませんが。
読み返したくなるのは、
その感覚をもう一度味わいたくなるからかもしれません。
ひとりで声を出して笑ってしまうような章段もありますけど。
これを書いた人にとっても会いたい。
と思う数少ない本です。
雲が厚くなり気温が下がってきました。
何となく早くお家に帰りたくなる雰囲気ですが、
今日はもう少しがんばろうと思います。
今日もここに来てくださってありがとうございます。
みなさまどうぞ。。。しあわせな週末でありますように。
藤井あき乃