ごん狐にブックカバーを

ごん狐にブックカバーを

最近届いた本にブックカバーを作ってみました。
福西和紙本舗さんの草木染手漉き和紙「桜」と「あけび」を使っています。
栞代りの瓢には香を仕込んでいますので皺が寄っていますが。^^

新見南吉の「ごん狐」をどうしても読み返したくなって、
取り寄せました。

翌日午前中には届いて、
本屋さんに行く時間がなく、
買いたい本が決まっている時には、
特に!感じるamazonの有り難さです。

以下

新美南吉童話集 (岩波文庫 緑 150-1)
新美 南吉
岩波書店
1996-07-16


より一部抜粋。

つぎの日も、そのつぎの日もごんは、
栗をひろっては、兵十の家へもって来てやりました。
そのつぎの日には、栗ばかりでなく、まつたけも二、三ぼんもっていきました。


以上。

私はいつもここで泣く。
なぜか胸がきゅーんとなる。(きもち悪いって言わないで。笑)

前後のつながりもなくここだけ読まされても共感できないとは思いますが。。。

多分私は、
人知れず、
毎日毎日誰かのために何かを続けている姿に滅法弱いのだ。と思う。

決してだれかに見られてはいけない。笑

というより、
評価(感謝とか)してもらいたくてやっている事にはきゅーんとなったりは絶対しない。
自分がやりましたという痕跡が残っていても、決してきゅんとなったりしないのだ。

「ごん」が毎日兵十のところに栗を持って行っていた理由は、
わたしがいかなる場合でも「きゅーんとなる行い」とは少し違うのですが、
なぜかこの「ごん狐」を読むと泣けてくる。

狐だからか?

自分でもよくわかりませんが、
文庫本にきちんとカバーをかけて^^
久しぶりに童話を読もう!と、通勤バッグにいつも入れて移動しています。

金曜日ですね。^^
今週はどんな一週間でしたか?

寒暖湿度まったく定まりませんが、
どうぞそれぞれに。。。幸せな週末でありますように。

今週もここに来てくださって
ほんとうにありがとうございます。
藤井あき乃