うさぎの帯留め

うさぎの帯留め

最近の和紙封緘紙作りは、「ぼかし」に凝っています。

顔彩を混ぜあわせ、自分の色をつくって塗る。
ということを止めて、
パレットの色をそのまま塗る。という素直さに開眼した今日この頃。

すると、失敗しない。

ということにも気づく。
完全に乾いてから泣く事がなくなりました。

そのままの色でも充分きれいですが、上手にぼかせたときはかなり嬉しい。
ぼかしすぎて色が抜けてしまう失敗はあり。
ほどほどを知ることも大事。

今回は杉原紙でつくっています。色染みができずよい感じ。
少しふっくら仕上がるので、
いつものひらひらの封緘紙と重ねて使うのもいいな。と思います。

封緘紙をいれる小さな封筒は、京からかみで作っています。
内側の和紙で作った帯にくぐらせて封をしますが、
帯留めにはちっちゃな香を仕込んでいます。


右下に型押ししているエンボッサー「雪輪松竹梅ですが、
様々な理由で同じ物を作成できなくなってしまい、
数年前に廃盤となってしまいました。
が、
版下を少し修正し、新たに登場させてあげようと思っています。

「雪輪ふたつ重ね」「太渦」「ありがとうございます」「瓢つなぎ」
「散り桜」など。。。
まずはご要望をいただいたエンボッサーから、
順に取りかかっておりますので、
もう少しお待ち戴けましたら有り難く存じます。

さて金曜日です。
今週はどんな一週間でしたか?
私は昨年秋からじっと堪えていた京からかみ丸二さんの版木を手に入れました。
今回、雲母摺りを習得しやすくする為、大きめの文様を選び(相関性があるのかどうかは不明。思い込みの可能性あり)、
雲母摺りちゃんと向き合おうと思っています。

まだ1回も試せておりませんけど。
版木を眺めているだけで、だんだん上手になっているような気がしています。

最後にお知らせですが、来週月曜日15日は急用のため休みを頂戴致します。
いただいたメールや電話、ファックスなど、
15日16:00より返信致します。
どうぞ。。。よろしくお願い申し上げます。

今日もここに来て下さってほんとうに。。。ありがとうございます。
藤井あき乃