夏が立つ頃
八十八夜も過ぎ、新茶も待たれる頃です。
わたくしは緑茶をほとんどいただかないのですが、
この時季になると、
そろそろ新茶だ。とか毎年思っていてなんだか不思議。
ここ数年、カフェインに滅法弱くなってしまって、
うかつに飲んでしまうと全然眠れなくなるというのが、
あまり緑茶を飲まなくなった最大の理由です。
(朝から飲んでいるコーヒーなども併せた総カフェイン摂取量は常に意識する)
もうひとつの理由は、
数年前にお茶屋さんで淹れていただいた煎茶(いつも自宅用に買っていたお茶)が、
自分で淹れた時とは全然別のお茶になっているじゃないか!事件。
一応、「美味しい淹れ方」なるものは意識しつつ。。。いれていたつもりなのに、これほど違うのかと心底驚き、いれてくださった方を心の底から尊敬した。
茶葉は同じでも水は違うだろうから、その差はあるに違いない。
けれど、
なんか。。。
もっと本質的なところで違っている感じがものすごくしたわけです。
それからなんだか怖くなってお客様にも緑茶を出せなくなって、
専らマシンでいれるコーヒー(しかもカプセルタイプ。これは淹れる人を選ばない)に頼るようになってしまった。
少しは美味しく淹れられるようになっているかな。
とも思うけれど、
試してみるのはもう少し時が経ってからにしようと思う。
画像は、半紙を使ったわたくしの定番の折形。
サイズは85ミリ角くらいです。
二十四節気では、あと数日で夏が立つ。
飾り気のない素直な野山の景色も、
少しずつ色が変わる。
機嫌よくいきましょ
藤井あき乃