同じものでも

同じものでも

小さな封筒を作るために裁断した京からかみと杉原紙です。

風にそよぐ新緑の頃を待って……
何か作ろうと楽しみに仕舞っていた緑地の双葉葵の和紙(京からかみ)を出してくる。

それなにのに、以前と全く同じパターンで作っているのね。
満を持した意味は全くなかった。

16㎝角くらいの貴重な京からかみを無駄なく使い切るには、

やっぱりこれしかないしな。と言い訳。
しかし、
同じパターンで作っても地色が違うだけで、
印象が変わるなぁ。と思う。

3㎝幅で残して「栞」を作った。

ひと押しで粋な雰囲気に持って行ってくれる「源氏香図」エンボッサーの佳味。
このエンボスがあるのとないのとではこれまた雰囲気はだいぶ変わる。
おもしろいものです。

見通しよくいきましょ
藤井あき乃