与謝野晶子の徒然草
数日前から「徒然草」を読み返している。
誰からだったか、どこかで読んだのかも覚えていないが
「徒然草」は与謝野晶子の現代語訳がよいというのを思い出し検索すると、
本はすべて絶版となっており古本も見つけられず、
国立国会図書館のデジタルコレクションに辿り着いた。
アマゾンのKindleでは、国立国会図書館のデジタルファイル(背景が暗いし、落書きなんかも盛大にある)を
加工し読みやすくしたものが提供されているけれど、
私が持っているパソコンではどうしてもKindleが動作してくれない。
2台のパソコンどちらともうまくゆかないので、自分の不手際が原因であることは間違いないが、
もともと本はきれいな紙の本で読みたいので深く追求せずにいる。
ということでがんばって、
デジタルライブラリー上の落書きいっぱいの「徒然草 与謝野晶子訳」を一段ずつ読み始めた。
ちなみに落書きは、だんだん減ってゆき後半はきれいな紙面になってゆく。
張り切って線引きながら読み始めたけど挫折したのであろう持ち主の心情を想像してなんだか笑える。
デジタルファイルは、現代語訳のみで本文も脚注などもない為、手持ちの紙の本でそれらを参照しつつぼちぼち進む。
一段が短いのと、
読んだ事があるということもあって、
苦手意識の強い電子書籍での読書も続けられそうだ。
何より、与謝野晶子の現代語訳は秀逸で、読書意欲をそそられる。
古典を読むときは原文ありきで、
現代語訳は自分の思い込みで意味を取り違えない為に必要なもので、
誰の訳かはあまり意識することはなかったのだけど。。。
復刻版で出版されるといいな。
画像は本文と全然関係ない、来年(乙巳)の文香です。
機嫌よくいきましょ
藤井あき乃