憧れの生活

憧れの生活

随分と日暮れが早くなった。
いつまでも暑かったから(今も半袖)、
暦上と体感の季節が全く一致しないけれど、
夜が長くなると、時がゆっくり流れる。
朝陽もなかなか昇ってこない。
同じ15分が夏より少し長く感じる。

 


以前聴いた渡辺和子氏の講話(CD)の中で、
修道女になった理由のひとつに
「一日を決められた時間割で淡々と過ごすその生活様式に憧れがあった」というようなことを語っておられた。

 

その時に自分の中にも同じ憧れがあるのを初めて意識した。
粛々と同じことを繰り返して毎日を過ごす。

決まった時間割で過ごしていても、
必ず毎日何かしら違うことが起こるだろうが、
それでも淡々と静かに時間を送ってゆくような生活に憧れる。

 

え。なんでそんな生活?楽しいの?
と言われたことがあるけど。

 

どうしてだろう。
理由はわからないけど、今でもそう思っている。
朝陽が昇ったり、夕陽が沈むのを見るとなぜかいつもそのことを思い出す。

 

金曜日ですね。
神無月最後の週末。

わたくしは明日は仏教講座の日。
日本の戦国時代の宗教政策、「キリシタン」についても講義をしてくださるそう。

数ヶ月前に、
なぜか急に読みたくなって「沈黙」(遠藤周作著)を読んだのだけど、
様々に重苦し過ぎる内容で、
ミッション系の学校に8年通っていた間の自分の経験も思い出され、
とてもすっきりしない。。。濃い目のもやもやが心に満ちた。
もやもやが晴れる端緒が掴めるといいなと思う。

 

今週はどんな一週間でしたか?
今日もここにきて下さって
ほんとうに。。。ありがとうございます。
どうぞそれぞれに。。。しあわせな週末でありますように
藤井あき乃