包む

包む

今日は立冬
昨朝、揺らぎ続けていた季節感が、
やっと心を決めたように吹く風が変わった。
本日「木枯らし1号」発表もあり、
今度こそほんとうに半袖をしまえるなと思う。
今年は随分長く半袖だったな。
お世話になりました。

 

最近、
源氏香図エンボッサー散りもみじエンボッサーの組み合わせにたいそうはまってしまい、
作るものすべてに乱発している。

既に随分使い続けたエンボッサーなのに(源氏香図は、今年香図を入れ替えたが配置は同じだから雰囲気は変わらない)、
こんなふうに組み合わせたことはなかったような気がする。
忘れているだけか。
記憶も曖昧なくらい長く使っている。

そういえば最近この遊印の包みについて、

よくお問い合わせをいただくのだけど、市販品ではありません。
このカタチに変えてから、既に2年以上経っていて、なぜ今なのか?
不思議ですが。

最初はこんな感じ。
ここでエンボスしてしまいます。

 

底にだけマチをとって、サイドは木工用ボンドで貼付けるだけ。

 

かわいくって仕方ないちっちゃなハトメは直径2ミリ。
実は1.5ミリ径も存在するが、
1.5ミリ径は放射線状に美しく割るのが難しく度々失敗する為、
2ミリ径で落ち着いている。
失敗するとわりと真面目に練習するが、上達しなかった。

鈴を通した紐をかけて蝶々結びにしたらできあがり。

 

単純な作りなので紙のサイズを決めやすい(考え込まなくてよい)。
厚みがある様々な形のものを結構しっかり固定しつつ包めるので、
最初の頃はエンボッサーも朱肉類も全部この包み方で統一していたのだけど(なにせ統一好き)、
発送用の箱の中が鈴だらけになってしまうことがあり、
なんだか妙なので、
今は遊印の包みにだけ使っています。
(クリックポストでお届けする際は、
封筒を突き破ってしまいそうなので鈴はつけていません。)

機嫌よくいきましょ
藤井あき乃