室町幕府のアートディレクター集団
二十四節気大雪も次候に入りました。
熊蟄穴(くまあなにこもる)ころ。
画像は香包み。杉原紙を使っています。
今日は車の点検の日。
待ち時間は一時間ほどなので預けて帰るほどでもなく、
その場で待つ。
深くソファーに沈み込み、持っていった本を開いた。
昨日届いたばかりの「武家文化と同朋衆 生活文化史論」(村井康彦著)。
仏教講座で先生がご紹介下さった本で、帯には、
茶、花、香、室礼を生んだ集団の実像
とある。きゃあおもしろそう!
とページを開いた途端、ため息がでる小さな字。
絵も写真もほとんどなくってずっと字で!
絶望的な気分がじわーっと広がる中、
ぱらぱらめくって拾い読みしているとやっぱりおもしろそうで、
昨日から丁寧に読み始めた。
同朋衆というのは、
室町幕府の職制のひとつで、
基本的には足利将軍家に仕えるさまざまな職能人のことらしい。
まだ序論から抜け出ることができないため、裏表紙にある解説を一部。
室町時代、足利将軍に仕え、将軍家のサロンにおいて、茶や花、香、室内装飾などを担当した同朋衆。目利きとして活躍した彼らは和歌、連歌、能楽など多くの芸能にも通じ、北山文化、応永・栄享文化、東山文化の骨格を築いた。
今に伝わる「日本らしさ」を生みだしたアートディレクター的集団だったといえるだろう。
武家文化と同朋衆 生活文化史論 著者:村井康彦
読了まで相当かかりそうだけど、たいそう興味深い。
ゆっくり読もう。
機嫌よくいきましょ
藤井あき乃