鶯の初声待たぬ人はあらじな

鶯の初声待たぬ人はあらじな

春というより、
空っ風も灰色の空も冬らしい乙巳立春。

 

明日からやってくる予定の強い寒気も含め、
春の色は探せない一日だけど、
窓を開けると机の上はざらざらに。

窓を開ける前には机上を片付け、
窓を閉めたら水拭きしてから作業再開の日々が始まった。
換気好きとしては、日々かなりの手間だが、
その分常にきれいを保てる季節でもある。(机上だけだけど)

 

こんなことでも春は春だな。

 

あさみどり春立つ空に鶯の初声待たぬ人はあらじな    
                麗景殿女御(れいけいでんのにょうご)

和漢朗詠集 春より

 

鶯の初声はいつ聞けるだろう。
それにしても鶯たちは今、何してるのかな。

 

きげんよくいきましょ
藤井あき乃