恋愛の大義名分は

恋愛の大義名分は

一日中ごーごーと風の音が聞こえている。
今晩も氷点下になる予報で、夜中には雪だるまのマークがついている。
明日くらいまではおこもりかなぁと思う。

そんな中、
注文していたエンボッサーが仕上がってきて早速「箔」と一緒に遊ぶ。

色を塗る前の和紙封緘紙にエンボスしてみた。

今回は桜のはなびらにならないように作ったつもりが、
やっぱり桜に見えるな。
まぁ仕方ない。

封筒や便箋の端っこに小さくひらひら舞いおちてくる雰囲気で使いたかったので、
小さめの花びらにしたのだけど。
早く試してみたかったのに今日は辿り着けなかった。

何かできたらまた見てやって下さい。

 

 

金曜日ですね。
今週はどんな一週間でしたか?



私は久しぶりに夏目漱石を読んでいます。
先日より読み返している「春風夏雨」(岡潔著)の中で、
こんな文章があったから。

 

だいたい私は、恋愛の大義名分は自己犠牲であって、自己主張ではないと思っている。だから、歴史上では弟橘媛命(おとたちばなひめのみこと)、小説中では『それから』の三千代が好きなのである。

「春風夏雨」自己  岡潔著
 

『それから』は高校生の頃読んだ記憶がある。

高校の国語の先生がとにかく夏目漱石と森鴎外のことを熱く語る先生で、
是非読むべきという感じで勧めておられた。
それで手に取ったのだと思うが、
小学生の時から愛読書だった「吾輩は猫である」とのあまりの落差についてゆけず、完読できなかったように思う。
高校生の私にはよくわからなかったのだ。

気に入って読んでいた「我が輩は猫である」をわかって読んでいたわけではないことも、今は知っているけれど。

アマゾンで「それから」を検索したら、
一緒に「門」とか「三四郎」などもならんで表示され、
ブックカバーが完璧に好みだったので「こころ」を選んでしまった。

そして久しぶりに読む夏目漱石に夢中になっている。
まだ「こころ」を読み終わっていないけれど「それから」も注文した。

 



こゝろ (角川文庫)
夏目 漱石
KADOKAWA
2012-10-16





それから (角川文庫)
夏目 漱石
KADOKAWA
1968-08-29






 

 

三千代。。。どんな人だったかな。。。
恋愛の大義名分は自己主張ではなく自己犠牲か。。。
今の私は、最後まで読めると思う。
楽しみ。

今日もここにきて下さって
ほんとうに。。。ありがとうございます。
どうぞそれぞれに。。。
しあわせな週末でありますように。

あたたかくしてね。
藤井あき乃