花にまがえて散る雪に 2025年03月18日 明るい空から雨粒が落ちてきた。と思ったら、みぞれ?フロントガラスにあたった粒は、一瞬留まって四方に広がる。風はとてつもなく冷たくて強い。 空寒み花にまがえて散る雪にすこし春ある心地こそすれ 「枕草子 一〇二段」 二月つごもりごろに、風いたう吹きて、空いみじう黒きに、雪すこしうち散りたるほどの日。。。藤原公任から「すこし春ある心地こそすれ」に、上の句をつけよと言われ清少納言がよんだ上の句は、「空寒み(そらさむみ)花にまがえて散る雪に」暗記ということがたいそう苦手な私が忘れない歌のひとつ。きげんよくいきましょ藤井あき乃 «前 次» Blog