思いがけない出会い

思いがけない出会い

午前中は、昨夕届いたチェストを使って整理整頓!の予定でしたが、
急用もあり、様々な手続きなどを済ませる為午前中外出しておりました。

ある銀行の窓口で手続き中に、ふと目に留まった「水引」の文字。

あら。
このあたりで水引教室があるのかな。

と一枚手に取り、椅子に戻って、ゆっくり目を通し、裏を読み、また表を読み、
3回くらい熟読した後に、「萬家太平春」の印影がはじめて目に入り、
「あらーこんなところにうちの子が!!!」

遅すぎだと思うのよ。いくらなんでも。
そもそも「水引」の文字よりも先に気づくべきでしょう。


その印を作っているのが、ほんとにあなたなら。ーー;


窓口で呼ばれたときに、
銀行のお姉さんの話も聞かずに重ねて置いてある案内をめくる右手。

「瑞雲」遊印を捺してあるのもあった。


ご案内の新しく始まるお教室は、福岡市内のものでしたが、
小倉教室もある。
と書かれていました。

お電話してみようかしら。 

一所懸命投資信託のハナシをしているお姉さんを
「このご案内に捺されている印、私が作ったんです」
と唐突にさえぎる私。

「この人ちっとも聞いてない。」
と、気分を害したに違いないけど、
あまりの私の満面の笑みに思わずつられて笑うお姉さん。

どうせ聞いてないのなら思いっきりストレートに言ってみよう。とばかりに
「どうかお願いします」
と、唐突に言われる。

若くて美しく清潔なお姉さんにすがるように見つめられ、
私が男なら思わず「まぁ。そういうことなら」と言っただろう。

気分もよかったし。笑

でも私は、ほとんど中性化してはいるとはいえ一応女で、
「今日は時間がないのでまた次回に」
と、にっこり笑って、その場を後にした。

「次回」は多分ないのだけど。

ごめんね。
すがるような真剣な彼女の目が忘れられない午後。

満開の桜!
わたくしの「花桃」もすべての蕾が咲きました~。

工房蓮 藤井あき乃