朱色と赤色

石塑粘土でつくった封緘たち。
この石塑粘土の封緘では朱色と赤色をよく作っている。
出番も極めて多い。
考えてみると和紙封緘紙ではめったに作らない色だ。
どうしてだろう。我ながら不思議。
この朱色と赤色、
和紙の上に置いてみると醸す雰囲気が違うのを実感する。
例えば上の画像で(相変わらず下手くそでよくわからないかもしれませんが)、
黒地×金の雲母摺りの京から紙にのせた場合、
朱色の方はおめでたい感じがして全体の格をあげてくれるような重みというか落ち着きがでる。
一方赤色は少し幼くなりカジュアルに傾く。
あら。かわいい!
てな感じだろうか。
おもしろいなと思う。
石塑粘土で遊んでいるとついつい多色!濃淡!丸も四角も六角形も!
と欲深い自分が暴走する。
ほんとうは、
自分にとって「よき色とカタチ」のものを数種持っているだけでよい。
ほんとうは、
それも知っているのにね。
負けっぱなし。
きげんよくいきましょ
藤井あき乃