甘くない愛らしさ

ひとこと箋と小さな封筒を作る。
使用した和紙は定番の2種類。
箋:杉原紙※
封筒:機械漉き和紙「雪」※
封筒の仕上がりサイズは、105ミリ×60ミリで、
ご提供している「雪」サイズだとこのサイズの封筒を4枚作ることができる。
水色と銀色の唐紙は唐長さんのもの。
水色の紙にのった銀の雲母はたいそう涼しげでいかにも品がよい。
甘くはないが愛らしいという絶妙な雰囲気を、
たった35ミリ四方で醸せるのはさすが。
緘に使った粘土のかけらは、
真っ白な石塑粘土に仕上げ材のみ塗ったもの。
このタイプも使い勝手がよいのでぼちぼち量産中。
今回は銀箔※をのせたかけらを使った。
遊印は、あえて朱を使わずに。
・萬家太平春(ばんかたいへいのはる)※
・百寿(21ミリ角)※
・試作中の梶の葉ちび
きげんよくいきましょ
藤井あき乃