法則を探す

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箸包みを作る。
今年は、おさえに水引ではなく石塑粘土のかけらを使ってみた。
来年の「丙午」印をまだ作っていないので、
12年前に作った「午」印を捺す。



ご提供している杉原紙のサイズ(170×250ミリ)で折り上げることができるよう、型紙も作り直した。
一時、ご要望いただいた方にお配りしていた型紙では少し大きいので(杉原紙が足りない)、全体のサイズから割り出した率で縮小したらそれで良さそうなものだが、

なぜかうまくゆかず。

 

上の画像にある斜めの線。



この箸包みにおいてはこの線がキモになるが、縮小するとこの線がどうしてもずれてしまう。なぜなの。



どれだけ考えてもこの線がここにある法則を思いつかないし、
どれだけ折ってみても、目安になるものを見つけられない。
そのどちらかがわかれば型紙なんていらないのにと思う。

そんなに難しくない、「単純な何か」がきっとある。
と、ものすごく!感じる(すぐそこまできていてこっちを見ている感)のだけど辿り着けない自分の不足がとても残念。

 

それにしても。。。
手漉き和紙で折る箸包みはたいへんよい。
半紙や奉書紙とはとはまた違う風情。
満足。

きげんよくいきましょ
藤井あき乃