夏を慎む

夏を慎む

二十四節気 大暑の時季に使うひと言箋を作った。

「慎夏(なつをつつしむ)」とは、
夏の暑さに対してご自愛下さい。お気をつけて。などという意味を二文字で伝えてくれる美しいおとなの言葉だ。

こどもには使えない表現だろう。
たとえ目上の方を気遣う場面であっても。

慎む、という語感は成熟した人が使ってこそ自然に聞こえるし美しい。

 

と、年は自動的に重なってしまっているが成熟しているかどうかは微妙な私がものすごいことを言い切っているけれど、
そうありたいと切に願っている人は使うのだ。
そうあるために。
言葉ってそういう役割も持っていると思う。

 

今頃作っても来年用にしかならないが、
まさに酷暑の日々の中で、実際に使いながら仕上げてゆかないと気分的にムリである。
渦中に置かれないとだらだらする生態は年々堂に入ってきているから、
とにかく着手することを目指して、まずは可能な限り小さく繊細な線で作ってみた。

今はもう存在しないのだろうけど、
簿記印とか訂正印とか呼んでいた会計帳簿用のちいさな印みたい。
もう少し太らせてあげないと。

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ぼちぼち手直ししてゆきます。

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さて金曜日。
七月も最後の週末となりました。
そして今日は旧暦閏月の水無月朔日。
19時33分、まだ外は随分と明るい。

 

今週はどんな一週間でしたか?
今日もここにきて下さって
ほんとうに。。。ありがとうございます。
どうぞそれぞれに
しあわせな週末でありますように。
藤井あき乃