来年のお正月飾り「門梅」
こちらが全体写真。

〈門梅〉
遊印の版下デザインでお世話になっているROCAdesign濵田幸さんが発案された「門梅」というお正月飾りです。
◆「門梅」というネーミングはお仲間のデザイナーさん考案だそうです。
少し前、しめ縄についてハナシをしていたときに、
ふと教えて下さった濵田さんの10年来の活動のお話に心がときめいた。
ROCAdesignさんの本拠地は梅の産地でもある和歌山県で、
毎年冬、梅畑では枝の剪定が行われる。
大量に処分される剪定枝を見る度に
もったいないな、なにかに再利用できる方法はないのかな、
と思っていらしたそうだ。
そうだろう。
と私も思う。こんな枝がたくさん目の前にあったら。。。
え。捨てる?私に下さい!と絶対に言う。
しかし、
ひとりで抱えられるだけの剪定枝を引き取っても、
私が嬉しいだけで終わるのだ。全体としては意味がない。
地元の産物を活かした別の佳きものを生み出し、
それを広げてゆく活動を地道に続けてゆけば、
それはいつかその土地に根付く文化となってゆく。
とは濵田さん言だが、
そんな想いで毎年年末にはお仲間のデザイナーさんとワークショップなど行っていらっしゃるとのこと。
10年の間に着々と想いは広がり伝わっているようで、
神社さんなどからもお声がけいただき、
ここ数年は大型版の門梅を作らせていただく機会もあるのだとか。
写真を見せてもらったその門梅は確かに迫力満点の大きさだったが、
同時に。。。とてもやわらかな温かみを感じた。
神社ならではの清々しさの中にふんわりとした優しい気配が満ちている。
そして昨年から販売もスタートさせたと聞いて大興奮の私は早速注文。
ほんとうは。。。
ワークショップに参加して自分で作りたいきもちが溢れているけど。
この時期に和歌山まで行くのは(日帰りはムリだろうし)かなり厳しい。
けれどいつか叶えたい。
手ずから作った飾りを設えて迎えるお正月は
まさにいっとうのハレの日になるだろう。
今週はどんな一週間でしたか?
今日もここにきて下さってほんとうに。。。
ありがとうございます。
いろんな事が起こっていますが。。。どうぞそれぞれに。。。
しあわせな週末でありますように。
藤井あき乃
