良い音がする人に

良い音がする人に

最近毎日1行でも!と古文を読んでおりますが、
声に出して読んでいると、
高校生の時の古文の先生をよく思い出します。

とても美しい(いわゆる美人)先生でしたが、
わたくしはなぜかその先生の靴音がすごく好きで、
今でもはっきり覚えています。

35ミリ位の(笑。3センチじゃない。でも4センチはない。)
太いヒールのサンダルをいつも履いていらして、
私の席はいつも先生が入ってこられるドアのすぐ前だっため、
廊下に響く靴音からよく耳が拾っていました。

授業中に先生が歩かれるとやっぱり靴音を拾ってしまい、
無意識に靴を凝視してしまって不気味な生徒だったかも。

高校生の私は、古典文学自体に全く興味もなく、
授業内容はそれこそ欠片も覚えておらず(何を読んでいたかすら)
先生の靴音しか覚えていない。
今思うともったいないことだと思います。

音で思うのは
歯医者さんで診療台に横になっているとき、
頭上でする音。

なぜか。。。「何やっているんだろう!(良い意味で)」と、起き上がって振り返りたくなる音を出す人がたまにいます。

治療が終わったら、必ずお顔を確認してしまいますが、^^;

その人が出す音って、
その人の人となりを表わしているように思います。

 


ペンを取ったり置いたりするだけでも音はしますが、
思わず振り返りたくなるような「音がする人」になれるといいなぁと思います。

見通し良くいきましょ
工房蓮 藤井あき乃