もぐさで印肉作ってみました
実験現場。
届いていた「趣の油」自分の好きな色の印肉を作ろうキットを試してみました。
今回目指した色は、赤と白の組み合わせ。
白はともかく、「赤」系の印肉と言えば、既に「朱肉」としてありますので、
挑戦も何もないわけですが。
最近眺めている「日本の配色事典」の中で、
「虎塚古墳/古墳時代後期/茨城県」の写真が掲載されており、
一目ぼれ(こればっかり。笑)
「時代別 日本の配色事典」 城一夫 P19
「虎塚古墳」の赤は「ベンガラ色」とあります。
ということは、赤味を帯びた茶色という感じだと思いますが、
ライトを当てて撮った写真は少し赤味が強く見えるのか。。。
なぜかこの写真にくぎ付けとなってしまいました。
容器の中に、作った印肉の赤と白を一緒にセットし、
印影に赤白のストライプで色がつくようにしたかったわけです。
しかし、うまくゆきませんでしたので、
印影もお見せできなくて残念(というレベルにも達せず)ですが、
また改めて実験してみようと思います。
この、もぐさに「趣の油」を混ぜて印肉を作るのは、
出来上がっている印肉を混ぜて好きな色を作るのとは違い、
先に「趣の油」で目指す色を作ってしまえるので、
より好みの色を作ることができる。
気がするのですが、笑
まだそこまでたどりつけておりません。
やはり完成品として販売されているものは、
プロの技とセンスが結集されたものであり、
これ以外にはない。
という一品なのだ。とも思います。
けれど、キットがでているということは、
簡単にそれなりのレベルのものは作っていただけます。
ということです。
縁あってわたくしの手元にやってきてくれた子達ですので、
それなり以上のものにしてあげねばと思います。(やる気満々)
見通し良くいきましょ
工房蓮 藤井あき乃