手漉き和紙だけで作る簡易金封

手漉き和紙だけで作る簡易金封

一度挑戦してみたかった手漉き和紙を使った「ふた重の簡易金封」です。
表側には厚手の宇陀紙。
内側は草木染(桜)の和紙を使っています。
共に福西和紙本舗さんの手漉き和紙。

袋状になっている部分は和紙が4枚重なることになりますが、
ひらっとした和紙だけだと頼りないのは当然です。

姿は美しくとも実用でないのなら意味がないと思い
作ったことがありませんでした。

手漉き和紙にこだわっているだけなら、
表側に二層紙などを使えばよいのですが、それはしたくないわけです。
あくまでひらっとした和紙だけでと思うと台紙を入れる事しか思いつかず、
「台紙かあぁ(なんだかかっこ悪そう)」と。。。よい案が浮かぶまで保留引出にいれておりましたが。。。

全然浮かばないので、笑
とりあえず、薄い台紙を入れて作ってみました。

これだとうっかり折れてしまう心配はありませんが、
台紙が入っている簡易金封ってどうなのか?
なんだか微妙に。。。気分的に。。。やっぱり。。。
しっくりこないところもあるのですが。

和紙が薄いので、
いつも作っている簡易金封よりふた部分の跳ね返りも少ないのですが、
和紙を貼ったくるみぼたんの重みで、ふたが自然に閉まる雰囲気は大層よい。
と思います。
このくるみぼたんにあう簡易金封を、いますぐ!作りたかったわけです。^^

見通し良くいきましょ
工房蓮 藤井あき乃