自分用のお手紙セット

自分用のお手紙セット

自分で色をつけた和紙で作った箋と封筒です。
これが裁断前の和紙。結構きれいに色がはいりました。

緑色は液の色だけを見るともっときれいな色でしたので、
和紙にのせた瞬間にがーんToTでしたが、
乾くとまた色が変わってくれて、渋めですがそれなりに。笑

作った液のままの色にならないところが何とも言えないところです。
なので和紙封緘紙もかなりの枚数を作ってきましたが、未だに和紙が完全に乾くまでどんな色になるかわかりません。

今回は以前(というか昔昔。笑)大層お世話になった先生へ手紙を出すために作りました。

白い瓢は、ちょっと過剰な感じか。。。と、
ほんとうは白や上の画像の染めた和紙のどれかを細く覗かせるだけにしようかと思ったのですが、
封筒に直接宛名を書いてしまうとわかりづらく、
宛名用に白い紙を貼るのであれば。。。
といつもの瓢パターンに。

白の分量が増えたので少し軽い感じにはなりましたが。

後ろ姿

思いがけなくこの緑に馴染んだのが赤紫。
悩みましたが、あまり紫がお好きでなかったような記憶もあり、
上に藍色の封緘紙を重ねました。

ふたから覗く内側の白い和紙が出過ぎですが。。。
白い瓢もいるので、わざわざはみ出す必要はなかったな。と思いましたが、
和紙のミミの部分を使ったので切り落とすのも忍びなく。笑


「いまひとつの何か」にも様々な理由があったりするわけですが、
これを妥協せず何度もやり直して作るとすごい人になれるのか。
というか全て「ちょっとやりすぎ」が原因ですね。

削ぎ落してゆく作業は、
増やしてゆく作業の何倍も難しい。

言葉もそうですが、体重も。

さて金曜日。^^
今日は車を法廷点検に出しに行ってきました。

代車を借りて帰ってくるほどの時間もなく、
小一時間そこで待ったのですが、
点々と離して置いてある一人掛けのソファに座っている人達の中で、
ひとりだけ本を読んでいる人がいて、思わず斜め後ろの席に。笑

スマートフォンやタブレットを指先でひたすら撫で続けている人達の中で、
その人だけ本を読んでいて、とてもかっこよく見えました。

ごくごくごくごく


普通の男性でしたが。笑

その人が関心を向けているものってその人の一部だ。

と思った午後でした。

今週もここに来てくださってありがとうございます。
みなさまどうぞ。。。良い週末を
工房蓮 藤井あき乃