赤色のない箋

赤色のない箋

随分冷え込んでいます。
大雪が降っている地域もあるようですが。。。
このあたりも、朝から景色が灰色で今にも雪が舞いそうな寒さです。
お山の方面も厚い灰色の雲に覆われ、しんとした雰囲気。

被害が出るほどの雪でない事を祈りつつ。。。
暖かくした部屋の中から眺める冬らしい空気感は、
こどもの頃の同じ状況下での幸せな記憶を次々と呼び起こす。

昔からインドア派だったのだ。
完璧に。
と思う。^^

赤い印影の無い山眠る頃の箋を作ってみました。
赤い印影がないって初めてかもしれません。
へたくそでもこの箋に墨で文字を書くとかっこよく見えます。(なんなんだ。かっこよく見せたいだけか!笑)

最後の名前を書いたところに赤い印影をひとつ入れてもよいのですが、
今回は、
巻き終わりの表になる部分に赤い印影を。

使った遊印は「赤椿」「小寒」「壬寅」
「お山」「山眠る」遊印は自作の混色印肉:濃い灰色
降りしきる雪に見立てた「水玉」遊印も混色印肉:薄い水色と青のグラデーション
「三日月」遊印は混色印肉:象牙色(のつもり)


そろそろ小寒も終わりますが「大寒」印に未だ着手できず。

遅れます。ごめんなさい。

先に謝っておこう。

見通し良くいきましょ
工房蓮 藤井あき乃