雪月花の時最も君を憶ふ

雪月花の時最も君を憶ふ

数日前に読んだ枕草子第百八十段に、
「雪月花の時最も君を憶ふ」(白居易)の一部が出てきて、
そう言えば、「雪月花」エンボッサーのリクエストを頂いていたのに、
叶わないままだったことを思い出しました。

「雪月花」って、日本人にとってはひとくくりで馴染みのある言葉かなと思いますが、
例えば文様としてこういうカタチと決まっているわけではなく(多分)、
どう作ったらいいのだろう!と
わたくしの教養では追い付かず、お客様に助けを求めたままエンボッサーが終わった。
という申し訳ない事になってしまいました。

そんなことを憶い出しつつ、
以前ご紹介した雲母摺りの和紙でちいさなたとうを作ってみました。

内側は、福西和紙本舗さんのお手紙用の和紙を。
はりはりした質感の少し濃いめの生成りの和紙です。

規格の7.5ミリ角の「雪輪」遊印だけだと少し物足りなかったので、
10.5ミリ角に彫刻した「雪輪」にも登場してもらい、
ずっと先にしかお使い頂けませんが、
今日から「ほんのきもち」ギフトでお届けしています。
(数枚しかありませんのですぐ終わりますが。)


さて金曜日。^^
画像は、紙縒りを作るために色塗りをした(やっと)美濃和紙テープです。
とりあえず無難な感じの色で作ってみました。

糊を引いた後の紙縒りたち。^^
糊を引かずに縒っただけのふんわりした雰囲気も良いなと思いましたが、
やり始めるとなんだかムキになっちゃって、
今回は全部糊を引き、細く仕上げています。

だいたい
60cmくらいあるとわたくしの用は足りますので、
およそ80cmにカットした美濃和紙テープで作っています。

長いので、
端を縛って、よく目につくところにつるしておこうと思います。
もちろん、自己満足に浸る為。笑


今週はどんな一週間でしたか?

雨の被害が出ているところもあるようですね。
この辺りは今にも降りそうで降りきらずの日々が続いています。
バランスよく。。。とはなかなかゆきません。

今日もここに来てくださってほんとうに。。。ありがとうございます
どうぞそれぞれに。。。幸せな週末でありますように
藤井あき乃