実物のチカラ
霜月です。
令和四年もあとふた月。
なんだかちっとも実感が湧かず。
今年はいつも以上に年賀状モードに入れずにいるせいだと思う。。。
立秋過ぎたあたりから、封緘紙ではずっと秋を満喫しており、
地域の現実はやっと今から紅葉かなぁというところですのに、
気分的には随分前から紅葉した葉っぱを見てきたように感じています。
二十四節気と共にいるのかいないのか。
よくわからなくなっている今日この頃。
これらは少しおめでた系の雰囲気ですが季節感の無い和紙封緘紙たち。
発送時のお荷物には2枚以上の和紙封緘紙を使う事が多い為、
季節感のあるものとないものと用意しています。
と、
きっぱり言い切りたいところですが、今の一文は理想を述べています。
和紙封緘紙のストックブックがいっぱいになるのは遠い世界に感じますが、
夏ページを眺めていると、
何故かあまり記憶に残っていないのに、
よい風景だ。
と思うものがあったりして、
わたくしにとっては記録としての価値もあるなぁと改めて思います。
なにより【実物】は、
よいこともそうでないことも瞬時に露見する。
わずか3センチ四方の小さな小さな和紙が伝えてくれる自分を見ているのかもしれません。
見通し良くいきましょ
藤井あき乃