有難く思う事
「熨斗付き胡麻塩包み」の折形です。
以前お正月用の香包みとして半紙で試作したものを見て頂いたと思います。
これは大好きな白土入りの宇陀紙(福西和紙本舗さん)。
ほぼ書道半紙四分の一くらいのサイズを使い、
横幅が60ミリくらいの仕上がりになっています。
包みは、熨斗の先端が折れないように奉書紙でしっかり包みます。
もう少し大きなサイズも良い感じなのですが、
なにしろこの小ささがかわいくてかわいくて、^^
色々な和紙で作ってはいちいち並べて見て!ヨロコンデいます。
香を包んでいる中包みも、
表の三角形にぴったりあう折形をつかっていますが、
「揃い」ってよい。^^
「ちゃんとした感」が増して嬉しくなります。
自己満足感がぐーんとあがる(重要)。
お届けする際は、折形の後ろ側を「ちび寿」印で緘しますので
中をあけてご覧頂くのは難しいかもしれませんが。。。
この折形は最後に「紙を差し込んで留まるカタチ」ではないので、
差し上げる時には、やはり緘をしておかないと不安が残ります。
特に香など。。。こぼれてくるようなものを包んでいる時にはそう思います。
(もちろん中包も糊付けはしていません)
緘をするのは折形の本道からは外れているのかもしれませんが、
そうであっても。。。
今の生活に活かせるならそれでよい。と私は考えています。
折形の定義は、
本を読むと、なるほど!と思うけれどまだ自分の言葉で説明することが難しい。
けれど自分なりに勉強していて思うのは、
折形とは「贈る」きもちを表現するひとつの手段だということ。
そして
時間をかけて選んだ品を巻いたり包んだり、熨斗まで折り出したりするのも、
そこにかけられた手間や丁寧さそのものが相手を想う気持ちにリンクすると考えられていたのだと思う。
本来かけられた手間(時間と骨折り)そのものが贈りものであり、
それを表現してくれるもののひとつが折形だったといえるのかもしれません。
(もちろん様々な要素が複合的に重なって「折形」という表現になっているので単純にひと言で言っちゃあいけないと思うのですが。)
お金を使ってもらうのも嬉しいが、笑
その人が自分の時間を使ってくれるのは、有り難く思うから。
と、
全然ハナシがまとまらないまま、汗
金曜日ですね。
今週はどんな一週間でしたか?^^
週末は少し気温がさがるようです。
初冠雪の便りもきかれるようになりました。
このあたりもだいぶ紅葉が進んできたようです。
どうぞ。。。それぞれに幸せな週末でありますように。
今日もここに来てくださって
ほんとうに。。。ありがとうございます
藤井あき乃