土鍋で炊く粥土鍋で炊く粥
年が明け早くも一週間が経とうとしている。
小寒に入ったあたりからは目に見えて日が長くなった。
冬はこれからが本番だけど、
夕刻の明るさにまだ遠いはずの春を思う。
明日は七草粥を食すとよい日。
私も数年前までは、
その日だけは土鍋で粥を炊いていた。
土鍋で炊く粥の美味しいこと。
コツもなく案外上手に炊けるもので、初めてその味を知った頃は頻繁に作っていた。
新しい年になってまもなくの朝、
真っ白の粥に散る若菜のみずみずしさに、
純粋な喜びのようなものを感じていたのを思い出す。
期待に満ちてふたを開けたときの美しさには、
どんなときでも心が動く。
画像は、小寒の頃の香包みです。
どの家にも。。。平和で穏やかな春が訪れますように。
きげんよくいきましょ
藤井あき乃