失敗しようがない単純さとかっこよさ

失敗しようがない単純さとかっこよさ

わたくしの定番とは少しカタチを変えた簡易金封を試作中です。
全体のカタチは同じですが、
いつもは内側に仕込んでいる(一体となっている)半紙を、
内包みとして別立てにしています。

何度か書いた記憶がありますが、
ふた重の封筒を作る場合、
内貼りの紙を上手に仕込むのは結構難しい。
工夫を繰り返し、
比較的失敗が少ない方法(というかカタチ)に辿り着いたつもりですが、
それとていまだに、私自身が失敗する。

見本をおつけしても「コツ」みたいなものまでは伝わらないし、
それを言葉で説明すると更にわかりにくくなりますし、
動画でもちょっとなぁ。。。
音声付で至近距離から視聴に耐えうる動画を作る能力も気力も無い。

というわけで、
とりあえずふた重にするのはやめて、
内包みをつけることにしようと思っています。

目指すのは失敗しようがないくらい単純なつくりで、
ちょっとかっこいい金封。

今は、A4サイズくらいに裁断した和紙を販売していますが、
画像のような簡易金封サイズに裁断した和紙セットを考えています。
菊結びの水引や、最近熱中している粘土細工などのパーツ付で。
和紙のくるみ釦なんかもいいかもー。

画像

(画像で黒に見えるのは天候のせいじゃなく己の腕のせい。と本日認識。)

 

画像

 

ただ。。。
一枚仕立てだと急に軽い雰囲気が漂いまして、
いくら簡易金封といえども、
ひらひらした薄っぺらい感じは目指すところではありませんので、
少し折り返しをつけて厚みを出したのが画像の金封です。

これはこれでちょっと難しくなりそうなので思案中ですが。
(定規とか木へらとか道具がいる。手技のみでは難しい。)

もう少し試作してみようと思っています。

 

(この粘土細工は青緑色。しつこいわー。)

 

いろんな色の粘土板を作りたくて、
それらを配るための商品を考えているような気がしないでもなく(大いにする)、
ふと我に返る瞬間がたまにあったりしますが、
やりたかったことは全部やると決めたので。

使用和紙:
top画像 あららぎ(洋紙かな。。。と思います)
すぐ上の画像 械漉き和紙「雪」
エンボッサー:「源氏香図」と「散りもみじ」
遊印:「福祐7.5ミリ角」

きげんよくいきましょ
藤井あき乃