新しい「さくら花びら」遊印

新しい「さくら花びら」遊印

昨年は間に合わなかった「さくら花びら」本柘植遊印のリニューアル版です。

さんざん作り直した挙句に諦めた昨年でしたが、
この子は今年の1作目。

彫刻後に、やっぱり1枚花びらを削り取って捺してみました。
画面で見ると、寂しい感じがしてついつい花びらを足してしまうのですが、
実際に捺してみると密集した感じがして、
どの子を外すか迷いましたが中心の花びらを一枚削っています。

以前の「桜はなびら」よりも印面の四方にまんべんなく花びらが散っていますので、
角捺しのリスクは減りました。

目の前に奉書紙の端紙があったので、とりあえずぽち袋を作ってみました。
なんとなく物足りないので、水引か~
と、思いましたが陶器のかけらを。

「さくら花びら」本柘植遊印 工房蓮
「御祝」遊印の左下の薄い桃色は、
印面についた印泥をティッシュでぬぐった後、
白い朱肉で捺しています。

薄い桃色に見えるのは、うっすら残った印泥の色と白い朱肉が混ざった色です。
こんな感じもいいかもしれません。。。再現性はありませんが。。。

しかし、どうせだったら、
薄い桃色が右上で、左下にくっきり印泥の印影があるほうがバランスはよいでしょう。
と、思うのなら作り直してupすべきでしょう。

しかし、
手が届くところにあった奉書紙の端紙は、
一枚分のぽち袋しか取れず、
脚立を出して、大きな奉書紙をカットする気力はなかったわけです。


この「さくら花びら」は、若干修正を加えカートの準備を致します。
そのときには、もう少し完成度の高いぽち袋を。笑


見通し良くいきましょ
工房蓮 藤井あき乃