辞書を引く

辞書を引く

夏のイメージで揃いのカードと封筒を作ってみました。


封筒は透かし柄の美濃和紙の二枚重ね。
カード台紙にはしっかり目の生成りの和紙を使い、
箋は封筒とは違う透かし柄の美濃和紙を使ってみました。

赤糸も美濃和紙です。^^

透けて見えているのは顔料染めの千代紙。
発色がとても美しい渋め・オトナ柄(桐の葉模様)の千代紙です。

夏の御祝系のカードのつもりで作りましたが、
お若い方へというよりも少しお年を召された方(私以上。笑)へのお祝いに。

ここでも何度も申し上げておりますが、白と赤のコンビネーションは最強ですね。
まず失敗しません。笑
急に思い立って!短時間の紙遊びでしたが、
楽しく終えることができました。


さてまたしても金曜日。^^
早い事!

先月から和歌山大学のオンライン講義を受講しており、
先生がある言葉の意味を説明される際、
「こういうほんのちょっとした間に、すぐに手元の辞書を引くぐらいじゃないと」
と仰って「そうですよね」と実感。

わたくしはここ(仕事場)で講義を受けており、
立ち上がって数歩歩いて扉を開けて辞書を取ってくればよいだけなのに、
そして「そうだなー」と思っているのに!
腰は上がらず、先生の説明をじっと待つ。

聞く気は満々にあるが、自ら調べる気はなく、
自分が「退化の過程」にいる事をはっきり自覚しつつ、
それでもやっぱりじっと待っている。

わたくしはこれでも!笑
結構言葉の意味は調べていて(漢字も忘れるし。汗)
毎日十回くらいは調べていると思います。

けれど、辞書(私は広辞苑)って重いし~、
ついついインターネットで検索してしまい、
既にそれが習いとなっており、
辞書を手に取ることがほんとうに少なくなっておりました。

しかし退化するままにしておいてよいのか?
と、
本棚から広辞苑を出して机の上に置いておくことにしました。


ちゃんと机上用の広辞苑を持っているくせに。
まったく呆れたもんですが、笑
机の上に重いものを並べると掃除がしにくいのでついつい仕舞ってそのままに。

挟む本立てを探していますが、
良いものが見つかるまで箱に入れて自立させています。

箱の空いているスペースには付録の漢和小辞典が入っていたのですが、
それは軽いので本棚に。
スペースが空いて手を差し入れやすくなりました。

驚いたことに、目の前に置いてあると頻繁に辞書を引いている自分がいて、
字が小さすぎる。
とか、いろいろ思ったりもするわけですが、
モノの置き場所ってのは実に大事。を実感しています。


今日は満月ですね。。。
数日前は、一面を朱色に染めながら沈んでゆこうとしている夕陽の向かい側で、
少しくすんだ青い空に真っ白なお月様が浮かんでいてなんだか感動致しました。
世界が変わる瞬間にいるようで。

どうぞ。。。穏やかで幸せな週末でありますように。
いつもながら長文にお付き合い頂き感謝です
工房蓮 藤井あき乃