和紙もお年を召されて

和紙もお年を召されて

長月最終日となりました。
午後から湿度が高くなっているのは台風の影響なのでしょうか。。。

今日は発送時に使っております箋のカタチと和紙を少し変えてみようかと試作していました。

手持ちの和紙を並べてみましたが、
今の季節はやっぱり「栗」で染めた和紙を使いたくなります。

画像の和紙は少し年数を置いたもので、
色も質感もここにやってきた時とは少し変わってきたように思います。

柔らかく繊細だった子が
渋くしっかり硬めの方に。笑

手漉き和紙は、
経年変化も楽しみのひとつですが、
いい塩梅に変化できない子もいる為、
ただ大事に取っておけばよいというわけでもありません。

時々広げて風に当ててつつ様子を見ます。
(というかほんとうは。。。煮詰まった時に広げて触ってヨロコンデいるだけ)

早めに使ってあげないと日の目を見ることなく終わる子もおり、
そんな事態を他でもない自分が招いてしまったことがとても申し訳なく
存外いつまでも引きずってしまいます。

慎まねば。
と改めて思う長月最終日。

見通し良くいきましょ
工房蓮 藤井あき乃