桃も。。。笑い興ずる頃
今日から啓蟄次候の「桃始笑(ももはじめてさく)」に入りました。
我が家の小さな花桃たちも蕾が膨らみ愛らしい花が咲き始めています。
桃の蕾って真ん丸なのですよね。。。
真ん丸の小さな桃色の蕾はほんとうにかわいらしく、
じっと眺めてしまいます。
朝出かける時には両手に荷物でなかなか画像を撮れませんが。。。
ついでじゃなくて、写真を撮るために花桃たちの前に立たなければなりません。
もう随分前に、
「咲」という漢字が入ったお名前印を金石文字で作って欲しいと依頼があり、
調べましたら「咲」の元の字は「笑」なのだと知りました。
妙に感動してしまって、あれこれ調べておりましたら、
常用字解(白川静著)にわかりやすい解説がでていましたので、
ご存じの方もいらっしゃるかとは思いますが。。。以下一部抜粋させて頂きます。
咲は古い用例はなく、元の字は笑で、「わらう」の意味であった。
花が開くことを、古くは花開く(さく)といったが、
花咲くのように咲を「さく」の意味に使うようになったのは、
花の開く様子を人の口もとのほころびる様子にたとえたのであろう。
は、人が両手をあげている形で、
笑い興ずる姿である。
とあります。
*わたくしが持っておりますのは2003年に出版されたものです。
蕾が次々と咲く様子を見ていると、
嬉しくて楽しい気分になるのも
なるほど。。。と思います。
機嫌よくいきましょ
工房蓮 藤井あき乃