ケの日磨き

ケの日磨き

今年の残暑見舞いの葉書です。

最初は下の葉書を用意していたのですが、
もう少し先の季節かな。。。と思い上の画像の葉書を作った次第。

もう少し先の季節というより、
こうやって見ると春っぽくも見えますが。汗
赤い紅葉印をひとつ入れると秋になってくれるはず。
と思う。


お盆休みがあった方も無かった方も。。。
不順な天候に翻弄された(じっと耐えた。)1週間だったようにも思います。
いかがお過ごしでしたか。。。?^^

わたくしは、のんびりシゴトしながら(やっぱりね)、
普段はできない事を楽しんでいました。

と言っても珍しく紙遊びはしておらず、
時間を気にせず本を読んだり、
気になったことをとことん調べてノートまとめをしたり(夏休みの宿題みたいに)、
瞬間的に気になったことを、優先順位なんて気にせず、すぐに取り掛かって気が済むまで没頭したり。
いつか作ってみたいと思っていた印の版下づくりに取り掛かったり。。。

普段できない事というのは。。。
わたくしの場合、時間を気にせず気が済むまでそれを行う。
ただそれだけなのだ。と改めて思う。

如何に時間に縛られて日常を送っているかを如実に物語っております。

もしかしたらそれは、「かわいそう」な程のレベルじゃないか?笑

基本的に、ハレれの日よりケの日が圧倒的に大事だと思っているため、
(比較的コドモの時分からそうだった)
ケの日磨きに執着する。

瞬間瞬間で
如何に自分を機嫌よくいさせることができるかに精力を注ぐ。
年と共にその傾向は顕著になってきたように思う。

決しておしゃれな空間とは言えないけれど、
自分にとって快適に片づけられ、
引出の中は整理され、
常に清潔でいい匂いがする居場所を保つ努力をするのも、
全て自分を機嫌よくさせる為にやっている。

考えてみると。。。
それらは自分を機嫌よくさせる基礎作りでしかないようにも思えるが、汗
そして基礎作りを人生三分の二が過ぎた今頃やっているのか?
という気もするわけだけど、
基礎もできないうちに終わるよりいいだろうという事で次に行く。

何とか完成させたい印のひとつ「百寿印」 

まだ字面だけを見つつ字配りしただけのものですが。
もちろん一つの印面に百字も彫刻できませんが、たくさんの壽が詰まった印をつくりたい。

たくさんの「福」もいいのだけど、
なんとなく。。。
「壽」って日常生活の中ではなかなか出番がなく、
気軽に捺せない印でもあるため、
たくさん並んでいたら模様みたいな感じで使えるんじゃないかと思っていたのです。

【壽(ことぶき・ことほぎ)】を改めて広辞苑で引くと、
「言葉で祝う事。またその言葉。ことばによる祝福。」
とあります。

壽って言葉のことなのね。

と初めて知った夏休みでした。

機嫌よくいきましょ
藤井秋乃