いろ

いろ

壬寅立秋最後の日です。

最近は丸い封緘紙に印を捺したものも使っています。
基本的に印を捺すのは白い和紙ですが、
背景として色物や柄物の和紙を貼ってあげると
雰囲気が変わりますし、季節感も加味される。
というかより強く感じるように思います。

もちろん、
背景をつけないほうがよい。と思う事もありますし、
同じ白い和紙を2枚重ねにするときれいだったりとか。。。
いろんなことをやっています。^^

いずれも微差ではありますし、
きっと作っている自分にしか感じられない微差だとも思いますが、
楽しんでます。笑

処暑とんぼは赤とんぼで。

背景に使っている色塗りした和紙の色にもこだわりたくなってしまいます。

色については、
書籍でゆかしい日本の伝統色を眺めては、
「素敵」とか「そうそうこんな色」とか思っても、
実際に自分が色塗りするときに思い浮かべる色は
非常に狭く限定されている。

絵具を広げた横に本を置くというのは危険を感じ(絵の具を飛ばす)、
結局いつも頭の中にある色を頼りに色塗りすることになるのだけど、
精いっぱい想像力を駆使しているつもりなのに、
仕上がった封緘紙は「いつも同じ感じ(=好みの色)」になってしまう。

それはその都度きっちり、
自分の限界を知らされる悲しく、かつ確かな現実でもあるわけです。

わたくしごときがちょろっとやって限界だなんていうな!ではありますが、
そんな自分なりの努力を助けてくれそうなものを注文しました。
(結局外に求める)

にっぽんのいろ日めくり


専門的にむずかしく書かれている本も良いけれど、
毎日ただ「きれいだ」と思って眺めるものもよい。

昨年は気づいた時には売り切れていて残念でしたが。。。
届くのが楽しみです。^^

充実の一日を
工房蓮 藤井秋乃