鶴の箸置きについての訂正とお詫び
先日お正月の箸置きを作ったという話を書きました折に、
何も包んでいないから折形ではなく折り紙か?
などと馬鹿なことを書きましたが、
包んでいなくても折形でございます。
訂正しお詫び申し上げます。
昨日図書館で借りてきました下記の本をめくっておりましたら、
最初のページに書かれていました。
その部分を下記書籍から抜粋させて頂きます。
「今から六百年前の室町時代に三代将軍足利義満が武家の礼法を制定したとき、
儀礼、儀式に使う贈り物を和紙で包むやり方と、
儀式の装飾用に紙で折った飾り、「折り紙礼法または折形」が考案されて、
秘伝として上級武家の間のみで伝承されてきました。」
そうでした。
この文章は、どんな折形の本にも書かれている内容で、
自分が作っているノートにもちゃんと書いています。
色まで付けて。ー-;
何かを包まなくても、
儀式の装飾用に紙で折った飾り
のことも折形というのです。
雄蝶、雌蝶の折形が代表的なモノでしょうが、
普段自分の生活には無縁の為、折ってみようとしたこともなく、
勉強と称しつつ、
いつものようにノートまとめ(趣味。笑)を楽しんでいるだけになっていることを痛感。
深く反省しつつ、
借りてきた本に掲載されておりました箸包みを折ってみましたのが上の画像。
ちゃんとサイズが書かれていない「ひだ折り」が含まれる折形は、
最初から「無理」と通り過ぎておりましたが、
折り図と寸分たがわない線で折ろうとせず、
目検討でざっくり折ると結構できる。笑
その代り、
例えば五膳分をセットで贈り物にしたりするときには、
ひだを折るときの自分なりのルールを決める必要はあると思いますが。
上の画像向かって左側の箸包みが、恐らく本に掲載されたものとほぼ同じ横幅になっていると思います。
画像で見るとそうでもありませんが、
実際目の前で見ると横幅が広い感じもして、
少し横幅を狭くして折ってみたのが向かって右です。
しかし右側は、
正式な祝いの場に使えるよう、陽数の三枚のひだを折り出した(上記書籍より抜粋)お箸包み
としては少し狭すぎますね。
本には檀紙で折られた箸包みが掲載されており、
お正月らしい格式のある雰囲気が紙面からも伝わってきます。
次回は檀紙で、中間位の幅でも挑戦してみようと思います。
ちなみに上記書籍には、「鶴の箸置き」も画像の箸包みの折り図も掲載されています。
実は図書館で借りたかったのは、「貞丈雑記」。
この本も折形の本には必ず登場するものですが、
「ワイド版」という少し大きめの本(字が大きい)が図書館にあり、
ほんとうに自分が読める本かどうか(1~4まであるので)確認したくて、^^;
買う前に借りてみました。
2007年に出版されている本で、
いつ北九州市立図書館の蔵書になったのかわかりませんが、
一度もページをめくられたことがないのではないか!と思う美しさ。
そしてなかなか興味深い本です。
読み物としておもしろいというよりも、
事典のような感じでしょうか。
これは是非手元に置いておきたいと思いましたが、
ワイド版がない。
古本も探したけれどネットでは、今のところ見つける事ができません。
見つける事ができるまで図書館で借りた本を読み進めてゆこうと思います。
(字の大きさはほんとうに大事です。^^)
さて金曜日。そして長月最後の日ですね。
お彼岸過ぎてからすっかり秋めいておりますが、
今日は陽ざしが強く暑い日でした。
からっとして運動会を思い出す日和です。
彫刻機の機嫌が少々悪く、
なかなか百寿印のカートをupできませんが、
(ってまだカートは完成していません。彫刻機のせいにするなよー)、
ぼちぼち準備しておりますのでもう少しお待ちくださいませ。
文字数が違うため版下は少し違っていますが、
百寿印は、21ミリ角と15ミリ角の2タイプでご提供させて頂きます。
今週末はお天気に恵まれるようですね。^^
どうぞそれぞれに。。。幸せな週末でありますように。
今日もここに来てくださって、
ほんとうに。。。ありがとうございます。
藤井あき乃