からかみと粘土

京からかみ丸二さんの「ハギレ」と粘土細工のかけらを組み合わせてみた。
この簡易金封で使ったのは機械漉き和紙「富士」※。
「富士」はよく登場している機械漉き和紙「雪」に比べると、
ふっくらとした厚みがあるので、
ひと重で折り返しをつけなくても、
頼りなげな雰囲気が減り、自体の紙の重みでふたの落ち感もよい。
開いたところと内包み
一目瞭然だが、
2回折り曲げて、両脇を糊付けしているだけなので、
失敗する確率は極めて低いし、なんなら糊付けした後に修正もしやすい。
内包みも、実際の紙幣を置いて上下から折り曲げるだけ。
装飾はお好きなように、でよいわけで、
たとえば一切の装飾がなくっても、
品のよい封筒が仕上がる。
今回は装飾しまくっていますけど
というわけで「失敗のしようがない簡易金封」は、
機械漉き和紙「富士」を使ったもので内容を決めようと思う。
久しぶりに通った夏木立の道。
ふさふさになってきた緑の隙間から降りそそぐ光は、
きらきらしくて清涼感に溢れていた。
木の香にむかひて歩む五月かな 中村汀女
きげんよくいきましょ
藤井あき乃