丙午の遊印 完成

来年(令和八年)の六十干支「丙午(ひのえうま)」の遊印が仕上がった。
前回つくったものはきれいに忘れて、どちらも新しく作り直した。
六十干支の印をつくるようになってからは特に、
年賀状だけでなく一年を通してよく捺すようになったなと思う。
60年後の丙午年にはこの世にはいないだろうし、
60年に一度の年と思うと、
その中の一日一日をより意識できるようになった。
単に自分が年を重ねて終わりが見えてきたからだろうというよりも(それもあるだろうけど)、
六十干支の印をいろいろなものに日々捺すことで、
今日の日めくりを丁寧に一枚めくるような気分になる。
年が明けてこの子たちを使う日を楽しみにできるような印を目指した。
毎年、ほぼ自分の為につくっている印。
きげんよくいきましょ
藤井あき乃