ぽち袋に秋の襲色

ぽち袋に秋の襲色

染めた和紙を重ねて使ってみたくて久しぶりにぽち袋をつくった。

封筒類は通常背面中央で貼り合わせるが、
色和紙の襲を見せたいがために前面で貼り合わせる。

画像を撮り忘れたけれど、背面には貼り合わせが無い。
貼り合わせ箇所を2箇所(前面と背面)つくるとずれやすくなり、
たったそれだけで相当難易度があがるため、
この方法でつくっている。

使った素材は、
染めた和紙:黄朽葉、青朽葉、赤
粘土のかけら:赤、苔色、薄めの木蘭色
機械漉き和紙:雪
遊印:日日是好日、彼岸花

画像

色和紙は完成したぽち袋の上から貼っているのではなく、
貼り合わせ部分からのぞかせている。
全体を重ねると、濃い下色がうっすら透けてそれもよいのだけど。
今回は色だけを細く匂わせた。

粘土のかけらは2~3ミリ角にカットしたものを色違いで2個置く。
染め和紙の色味にあわせた。
厚みも1ミリ以上あるのでたいそう(ほんとうに!)かわいらしい。
フラップを折り曲げ、
後ろ姿を見てみたくて仕方なかったのだけどがまんした。
両方ともお客様の元へ旅立たせる。
次は自分用につくって折り曲げたい。

きげんよくいきましょ
藤井あき乃