持っているものしか

持っているものしか

似たようなものが続いて恐縮ですが。。。
滅法気に入ってしまい、ずっとこれ。^^;
寒露の頃の和紙封緘紙は、最初はこういう風だったのですが、

この方たちにも捺し重ねました。


「ヤマハゼ」遊印は、
ちょっとやり過ぎかと思う位に重ねたほうが、
紅葉の頃の温かな色鮮やかさと、冴えた空気の透明感が際立つ気がします。
と自分では思います。

けれどつくづく思いますのは、
自分の中にある色とか景色しか表現できないのだということ。
(自分の中に在ったら全部表現できるってわけでももちろんないけど)

来年用の「にっぽんのいろ日めくり」カレンダーを眺めていますと、
それぞれに趣のある名前が付けられた微妙な違いの色達が、
カレンダーをめくるたびに現れます。

それらは「初めて知る色の名前」であることも多いのですが、
こんなに微細な色を見分けてひとつひとつ名付けていった人たちってすごいなと思います。

自然が生み出す色を丁寧に見極めて、「違う色」を認識する眼力には感嘆しかありませんが、
そのまなざしにはきっと。。。
ヒトの力なんかちっとも借りずに、
「ただずっとそこにあるもの」に対する敬意と愛がある。

名前をつけるって愛よね。
って思うから。^^

と、
まとめられませんが。笑

機嫌よくいきましょ
藤井あき乃